結婚式のウェルカムボードやおしゃれなインテリアとして、一日で簡単に写真をキャンバスに転写する方法(デコパージュ)を紹介します。
目次
キャンバスに写真を転写するとどうなる?
画材で使われているキャンバスに写真を転写するとこんな感じになります。
とても味のある良い感じの仕上がりになります。
キャンバスには木枠が付いているので、写真立てやアルバムを使わずに飾ることができます。
イーゼルに置いて飾るのも良いですね。
キャンバスに写真を転写して、余白に絵やメッセージを描いて飾るのもいいかもしれませんね。
どんなときに使える?
私がキャンバスの写真を見たときに思ったのが、結婚式のウェルカムボードに最適だなぁと思いました。
結婚式で飾ったあとは、部屋にも飾れる!
私は写真を撮ることが趣味なので、上手く写真を飾る方法がないか探していましたが、今のところキャンバスに転写して飾るのが最適解だと思っています!
どうやって作るの?予算は?
キャンバスプリントは、カメラのキタムラなどでもプリントサービスがあります。(詳細はこちら)
プロに頼めば品質も良く仕上がりバッチリですが、いくつも作るには予算が足りません。(1枚2000円以上するようです…)
そこで自作にチャレンジです!
要するに、写真をキャンバスに転写させればいいだけなので、作り方さえ分かれば安く作ることができます!
用意するもの
- キャンバス(サイズは自由です)
- Mod Podge(モッドポッジ)
- スポンジ刷毛
- プリントした写真
- 使い古しのタオル(写真を撮り忘れました…)
Mod Podge(モッドポッジ)ってなに?って感じの人が多いかもしれません。
これは、アメリカで定番な万能接着剤?です。下地・接着・仕上げに使えるようです。
今回用意する道具は、ホームセンターやネットで簡単に入手できます。
Mod Podgeは様々な種類がありますが、今回はマットタイプを使用することにします。
100均のダイソーキャンバスの質感について
ここで、写真を転写するキャンバス生地の違いについて紹介したいと思います。
なんと、100均のダイソーでもキャンバスを販売しています。木枠あり、木枠なしタイプでサイズもいくつか種類がありました。(100円商品です)
木枠ありのものは、木枠の裏面にタッカーで打ってある状態です。100円なので必要十分だとは思いますが、ちゃんとした画材として売られているキャンバスと比較すると生地が薄っぺらいです。一言で言えば安っぽいというか。
※2018/5/9追記
100均のダイソーキャンバスで作ってみましたが、生地が薄いのでモッドポッジを塗ると表面が波打ってしまいました。転写はできるのですが、やはりキャンバス生地は厚くてしっかり張っているものを選ぶ方が綺麗に仕上がることが分かりました。(追記ここまで)
参考までに、今回使用したキャンバスの質感も紹介します。
こちらは、木枠付きのSMサイズで300円程度のものです。ダイソーのキャンバスと比べると、木枠も太く、布の厚みもあって触った感じの高級感が違います。
このように、比較してしまうとダイソーのキャンバスは劣ってしまいますが、100円というコストは魅力的です。
気軽にデコパージュを行うのであればダイソーのキャンバスで、大事な写真を大きく残したい場合やプレゼント用なら、ちょっと高めなキャンバスを使う、などと使い分けるのもいいと思います。
作ってみよう
手順1:写真を用意する
お気に入りの写真を用意します。ここでいくつか注意点があります。
- 転写するので、プリントした写真が左右反転で写る。
- 普通紙を使うこと。
- レーザープリンターで印刷すること。
印刷した写真をキャンバスに転写するので、写真が左右反転されて写ります。
そのため、印刷する前にあらかじめ左右反転させた状態で印刷するようにして下さい。スマホのアプリやPCで編集できます。
また、印刷は普通紙にレーザープリンターを使って下さい。
家庭用のインクジェットプリンターでも転写はできるようですが、少し滲んでしまうようです。(インクジェットの転写にも後ほどチャレンジしてみようと思います)
※2018/5/9追記
インクジェット印刷したものを転写してみましたが、全然ダメでした。インクジェットだと転写したものが滲んでしまう上にかなり淡い色合いになってしまいます。
色鮮やかにくっきりと転写させるのであれば、普通紙にレーザープリンターで印刷することをオススメします。(追記ここまで)
手軽にレーザープリンターを利用する方法としては、ネットプリントがオススメです。(ネットプリントはこちらから)
ネットプリントは、セブンイレブンのマルチコピー機で出力するのでレーザープリンターでの印刷となります。
ネットプリントで印刷する用紙を普通紙にする方法は、写真を写真プリントとして印刷せず、文書として普通紙プリントすればOKです。(写真プリントだとL判のフォト用紙になってしまいます)
ただし、普通紙の場合はフチなし印刷ができないようですので注意して下さい。JPEG画像を印刷しようとすると、上記画像のように1センチ程度の余白ができてしまいます。
ちなみに、SMサイズのキャンバスは、B5用紙のサイズより少し小さいぐらいのサイズになります。
手順2:キャンバスにMod Podgeを塗る
スポンジの刷毛を使ってモッドポッジをキャンバスに塗ります!
ところが…
刷毛が大きすぎました(笑)
モッドポッジのボトルを傾けながらなんとか塗りました(笑)
モッドポッジを塗るときは、ケチらずに多めに塗ること、ムラなく端まで塗ることを意識しましょう。
塗り終えたら、刷毛はすぐに水で洗い流して綺麗にしましょう。
モッドポッジは水性なので、固まる前であれば簡単に水で落とせます。スポンジの刷毛も再利用可能です!
手順3:写真を貼り合わせる
写真の貼り合わせは一発勝負です!
私は貼り合わせた後にやり直そうと思って少し剥がそうとしましたが、モッドポッジは接着剤なのでうまく剥がれるわけがありません(笑)
結果、少し剥がしてしまった部分の転写がうまく行われていませんでした…。
貼り合わせは一発勝負なので注意して下さい!
写真を貼り合わせたら、キャンバスと写真がしっかりと密着するように全体的に擦りましょう。
手順4:乾燥させる
写真をしっかりと貼り合わせたら、キャンバスの表面を上にして放置しておけばOKです。
季節によりますが、夏であれば1晩放置するだけで乾くと思います。完全乾燥しないと失敗する可能性があるので、不安であれば1日放置する方が間違いないと思います。
手順5:写真を剥がす
モッドポッジが完全に乾燥していることを確認したら、紙を剥がす工程に入ります。
ティッシュを水で濡らしてポンポン叩き、紙が全体的に濡れたらOKです。
使い古しのタオルやスポンジ等でキャンバスを擦ります。みるみる写真が出てくるはずですよ!
水に濡れた紙だけボロボロと剥がれるはずです。乾燥してしまったらまた水で濡らしながら擦って下さい。
おすすめなのは、100均などで売られている目の粗いナイロンスポンジがおすすめです。固すぎず、柔らかすぎず、ティッシュだけ落とすことが可能です。
そう簡単に転写された写真は取れませんが、あまり強くは擦りすぎない方が良いです。細かい部分は指で擦ったりすると取りやすいです。
紙を剥がしたら再びキャンバスを乾燥させます。
手順6:Mod Podgeで保護膜を作る
写真のように、乾燥した状態で多少白っぽい感じが残っていても大丈夫です。(明らかに紙が残っているような感じがなければ大丈夫です)
手順2と同じ要領で、表面にモッドポッジを塗って保護膜を作ります。
モッドポッジで写真が滲んでしまうのでは?と、少し不安になりますが全く問題ないので大丈夫です。
モッドポッジは乾くと無色透明になるので安心して塗ってください。
この保護膜が表面の仕上がりを決めるので、ムラがないように塗るのがポイントです!
完成!
保護膜が乾くとツヤツヤで透明になります。表面がコーティングされるので触っても大丈夫です。
この状態になれば完成です!
モッドポッジのマットタイプを使っているのですが、意外と光沢があります。他のモッドポッジと仕上がりを比較すると面白いかもしれませんね。
写真を見ていただければわかると思いますが、写真の端が削られてガタガタになっていますね。
モッドポッジが端まできちんと塗られていなくてうまく転写できなかったようです。それと、タオルで擦った時に強く擦りすぎた影響もあると思います。
写真によっては、あえて端を落としてレトロ感を出すのもいいと思います。
最後に
いかがでしょうか。DIYでおしゃれに安く写真を飾ることができます。いろいろなサイズを無造作に並べても違和感ないと思います。
お気に入りの写真はどんどん飾りましょう!