一生に一度のビッグイベントである家の購入について、誰かの役に立てるように思ったことや記録を残しておきます。
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何から考えれば良いのか
まず、建てたい家のイメージを持っていますか?
昔の話ですが、小学生の頃に遊びに行っていた友達の家の床が無垢板張りで、暖炉がありました。
小学生ながら、無垢の板張りが素足で気持ちいい!暖炉かっこいい!という思い出をずっと忘れられず、いつかこんな家を建てたい!という憧れを持ち続けていました。
いざ、家を建てるとなってみると「あの友達の家はどうやって建てたんだろうか?」というところから迷うことになりました。
ハウスメーカー?工務店?
まずは気軽に調べられるところから…よくTV CMで流れているようなハウスメーカーの住宅展示場に行ってみました。
暖炉こそないものの、無垢の板張り、開放的な吹き抜けがある家があり、それはもう素晴らしいです。
しかし、価格を聞くと到底叶いません。家だけで5000万するという話でした。
いくら背伸びをしても無理です。この時、サラリーマンの年収だと夢は叶わないのかな…という絶望感を感じました。
次は、地元の工務店も調べました。ですが、工務店は多すぎてピンキリ。ここに頼んだら理想の家になるのか?という疑問や不安しかありません。
注文住宅?建売?
住宅のことを調べていくと、注文住宅と建売というものの違いがわかるようになってきました。
注文住宅はハウスメーカーや工務店と話し合いながら自由設計するもの、建売は既に建てられている住宅を買い取るもの、ですね。
建売だと現物があるので、日当たりや間取りなどが実際にわかります。
注文住宅の場合だと、工務店やハウスメーカーのある程度の制約の元に自由に設計できます。しかし、図面しかないため不安です。
ハウスメーカーによっては、CGでイメージを作ってくれたりします。
建築素人の建主が家を設計する?
注文住宅の場合は、建主の意見で建てられるということがメリットです。
住宅展示場の営業さんに「大まかなイメージを教えてもらっていいですか?設計図を書いてみますから!」とか言われたことありませんか?
しかし、営業さんが考えるイメージは、実際に暮らす人のライフスタイルを知っているわけではありません。
ましてや、その営業さんが書いた設計図を元に、家を建てたことがない建主が意見を言ったとして、本当に暮らしやすい家になるのでしょうか。
例えば、右手でドアを開けるのに左手に電気のスイッチがない、暗い中手探りでスイッチを探すような家とか、トイレの手洗い前面がやたら小さい家とかありますよね。
自由設計と言いつつも、建てた後に「なんか違うんだよな」とか「○○にしておけばよかった」ということが起こる可能性があります。
設計事務所という選択肢
そこで登場するのが、設計事務所という存在です。
設計事務所は、家の設計図面を作り、工事の監理を行います。(契約にもよりますが)
設計事務所が独立している場合、工事を請け負う工務店等とは利害関係がないため、図面通りに施工されていない場合はやり直し指示出すことも可能です。
要するに妥協がない設計図面通りの家が建てられます。もちろん、設計は建主の意見を最優先にしてくれます。
家を設計していく中で「今まで建てた家では○○が多い」や「このメーカーの部品は壊れやすい」など、今までの経験則や、中立の立場だからこそ言えることをアドバイスしてくれます。
私の場合、設計士さんが過去に建てた家を紹介してくれたり、場合によっては家にお邪魔させてもらって、実際に住んでいる方の意見を聞いたりすることができました。
設計事務所ってどう探す?
新しい住まいの場所に近い設計事務所をネットで調べたり、家具屋さんなどでチラシがあったりします。
まずはネットで調べてみてから連絡を取ってみるといいかもしれません。
身近に設計士さんを知っている方や、設計事務所を通して家を建てた方がいればベストだと思います。
また、設計士さんによって得意なジャンルが違います。化粧造りの木造が得意な方だったり、近代的なデザインが得意な方など様々です。
設計士さんの施工実績が見られると、得意なジャンルが分かると思います。
でも高いのでは?
設計費用は、設計事務所毎に異なります。
私の場合、設計図面作成〜工事監理は、建物総額の8%でした。建物の設計は一般的に建物の総額に比例して難しくなるそうです。
支払いも一括ではなく、出来高払いで3回に分割して支払いしました。
支払い時期や割合は契約時に決めました。(契約時、設計完了時、引渡し時)
でも、設計費用で単純に高くなるだけでしょ?と思うでしょうが、違いました。
後で書きますが、無駄なところにお金を払わなくなったというイメージが非常に強いです。
と、今回はここまで。
次回以降は設計の流れ、土地の話、ローンの話などを書いていこうと思います。