W800のバッテリー交換は手順さえ分かれば簡単です。どこまでバラさないといけないのか調べてもイマイチ分からなかったので、備忘録として残しておこうと思います。
目次
W800はバッテリーアクセスが非常に悪い
バイクのバッテリー交換と言えば、整備性が良い車種だと工具不要だったりするのですが、W800の場合は工具がないと充電すらさせてくれないという整備性の悪さ。(SR400は鍵さえあればバッテリーが取り外せるのに…)
そうは言っても、W800は大切な愛車なので嫌いにはならないですが、もう少し簡単に整備させてくれても良いですよねぇ…。
W800のバッテリー交換の方法は、詳しく説明しているサイトがなかったので今回記事にしてみようと思います。
手順さえわかってしまえば難しいことはないので安心して下さい。
どこまで分解するのか?必要な工具は?
まずは必要な工具です。手順は面倒ですが、工具はシンプルに2種類だけでOKです。慣れていない人は、ゴム手袋等を準備した方が安心して作業を進められると思います。
- プラスドライバー
- 10mmソケットレンチ
まずはシート下からサイドカバーを取り外す
シートを取り外し、車載工具下にあるシルバーの金属カバーを取り外します。(プラスネジ1本外せばOK)
金属カバーを取り外すとバッテリー端子が見えると思います。作業性を確保するために黒いインジェクターを外しています。
サイドカバーを外すには、写真左下のネジを1本外します。(写真では既に外れている状態)
サイドカバーを留めているネジなのでわかると思います。
サイドカバーの下にも同じネジがあるので、2本のネジを外せばサイドカバーは取り外すことができます。
サイドカバーはゴム穴で固定されている場所が1箇所あるので、無理に引っ張らないように注意が必要です。後輪側から覗くとどこに引っかかっているか見えるはずです。
バッテリーの端子を外す
感電するリスクを減らすために、必ずマイナス端子を外した後、プラス端子を外しましょう!
外した端子がうっかりターミナルブロックに触れたりしないように、端子を何かで覆ってしまうのが安全だと思います。
ちなみに、バッテリー端子を外すタイミングは、バッテリーを引き出す直前でも構いません。
バッテリーカバーを取り外す
サイドカバーを外すと写真のような状態で見えるはずです。どれだけカプラーを外さなきゃいけないんだ…と絶望しますが、カプラーは外す必要はありません。
1枚目の写真中央(ヒューズボックス)の上にある3箇所の10mmの六角ボルトを3本と、2枚目の写真中央にある六角ボルト1本を外すだけでOKです。
六角ボルトで留めていたバッテリーカバーとヒューズボックスのステー毎ぐっと手前に引き出すとバッテリー側面が見えるはずです。
あとはバッテリーを引き出すだけですが、うっかり端子に触れてショートさせたり、マフラー等に落下させないように注意して下さい。
バッテリーカバーの注意点
バッテリーカバーを留めている六角ボルトは、場所によって長さが違うので注意が必要です。
逆の手順で組み上げる時も、強く締め込んで雌ネジを潰さないように気をつけて下さい。
バッテリーを取り外す
こちらがW800から取り外したバッテリーです。GS YUASA YTX12-BSが装着されていました。
放置気味だったのもあり、電圧が12Vまで下がっています…。
暖かくなる前に補充電させて復活させましょう!バッテリー充電器は以前に紹介した充電器が簡単でオススメです!
最後に
いかがでしょうか。分解する場所さえ分かれば手順自体は簡単なのでDIYで整備することはできると思います!
W800オーナーの方に役立つことができれば嬉しいですね!