キヤノンのスピードライト430EX IIのワイヤレス機能を90EXと組み合わせて使う方法を試してみたので紹介します。
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430EX IIのワイヤレス機能はフルサイズ機で使えない
Canonのフルサイズ機である、EOS 5Dシリーズや6Dシリーズには内蔵ストロボがありません。
現在使用しているEOS 7Dには内蔵ストロボがあり、スピードライト430EX IIを光通信でワイヤレスで発光させることができます。
7Dなどのストロボを内蔵している機種では、カメラ本体がワイヤレス機能のマスターになることができます。
そのため、内蔵ストロボがない機種ではマスターとするために代替手段を用意する必要があります。
何故このような記事を書くのか?というと、EOS 7DのステップアップとしてEOS 6D Mark IIの購入を考えています。
APS-Cからフルサイズ機に買い替えた後に、今まで使えていたものが使えない!なんて困らないようにするためです(笑)
スピードライトを買い替えるには高い
カメラにストロボを装着して撮影すれば問題なく使えるのですが、ワイヤレス機能を使いたい、多灯ライティングで撮影するためには、内蔵ストロボがカメラ本体にない場合は光通信で制御をするためのマスターにすることができません。
内蔵ストロボがない場合は、電波通信にてワイヤレス制御をするために専用のアクセサリ(スピードライトトランスミッター)を用意する必要があります。(スピードライトトランスミッターについてはこちら)
ですが、スピードライトトランスミッターとストロボ本体を買い替えるなんて、趣味レベルで使用している週末カメラマンには痛すぎる出費です。
90EXがマスターとして使える!
ストロボを買い換えず、手持ちの430EX IIを活かす方向で実現できないか検討してみます。
要するに、内蔵ストロボがカメラ本体になくても、光通信ができるようになれば良いのです。
ストロボ本体を買い増しすれば実現できますが、そこは安くコンパクトにできれば嬉しいですよね。
探してみると、超コンパクトなスピードライト 90EXがありました!(スピードライト90EXについてはこちら)
90EXは、EOS M用に発売されたスピードライトのようです。
ガイドナンバー9という非力なストロボですが、ワイヤレス機能のマスターになれます!
もうこれは試してみるしかないですね!
90EXを格安で入手して使ってみる
90EXは、EOS M用に販売されているのですが程度の良い中古品が格安で出回っています。
中古の美品ですが、送料込み1900円で購入できました!(新品は6000円程度です)
7Dに装着してみました。ストロボの角度は固定されていて天井バウンス等はできません。
EF17-40 F4Lで試写してみましたが、盛大にケラれるのでストロボとして使用するのはオススメしません。
90EXのボタンは電源ボタン1つだけです。電源は単4電池2本駆動です。
電源を入れると緑色の電源ランプが点灯し、充電が完了するとオレンジのパイロットランプが点灯します。
電池残量が少ないと、電源は入るのですがオレンジのパイロットランプがいつまでも点灯せずに、そのうち電源が勝手に切れます。
ストロボ設定は、全てカメラ本体側で行います。
上記写真の通り、ワイヤレス機能も設定できました。430EX IIをスレーブ設定にしたらワイヤレス発光してくれました。
ワイヤレスのマスターとして割り切って使えばいいと思うのですが、ストロボとしてはちょっと使いにくい印象です。
最後に
いかがでしょうか。
APS-Cからフルサイズに買い替えを検討している方に参考になればと思います。
あとは、いつ6D Mark IIを買おうか迷っています…。今年中には絶対に買いたいな!
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