我が家では複数台のラズパイが無線LANで動作しています。今回は安定して無線LANで動作させるための方法を紹介します。
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Raspberry Piは無線LANが安定しない
まず、無線LANがきちんと届く範囲にあるのか確認しましょう。
iwconfigを実行すれば、現在接続しているアクセスポイントの電波強度が表示されるので、確実に届く範囲に移動するところから始めましょう。
無線LANが確実に届く範囲にいても、SSHやFTPで突然接続できなくなることがあると思います。
これは、無線アダプタの省電力機能(power management)が働いていることが原因だと思われます。
ではこれを省電力機能を切れば良いのでは?と思いますが、色々と試行錯誤して無効化する方法を試してみましたが、うまくいきませんでした。
ラズパイから自発的に通信していれば安定する
外部からラズパイに対してpingを打ち続けていても、突然ラズパイからの応答がなくなることがあります。
そのため、ラズパイから自発的にpingを打つことで解決することがわかったので紹介します。基本的には以下の流れです。
- 10秒毎にルーターに対してpingを打つ。これを6回繰り返す。
- 上記pingコマンドを毎分実行する
とても単純ですね(笑)
pingコマンドを実装する
pingコマンドは以下の通りです。IPアドレス部分は各自の環境に合わせて下さい。
1 | /bin/ping -i 10 -c 6 192.168.0.1 |
上記コマンドは、宛先IPアドレスに対して10秒おきに6回pingを実行します。
このコマンドをcronで毎分実行するようにしましょう。登録後はcronスケジューラのサービスを再起動させる必要があります。
最後に
ラズパイの通信が安定せず、いつもストレスに感じていましたがこの方法で解決することができました。
一般住宅では問題ないと思いますが、通信環境によってはpingを打ち続けるとネットワーク管理者から怒られる可能性があるので注意して下さい。
それでは快適なラズパイライフを!
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[…] 稼働させる仕組みについては、こちらの記事で紹介しているので参考にして下さい。 DeathMarch.net Raspberry Piを無線LANでも安定して使う方法https://deathmarch.net/archives/1760我が家では複 […]