コミュニティラジオって知っていますか?
日本各地には、小さなコミュニティラジオ局がたくさん存在します。
じゃあ、ラズパイでコミュニティラジオを聴いてみよう!
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きっかけ
普段、車移動の際にはラジオを聞いています。
大都市近郊に行けば、大きな局のおしゃれなFMラジオが聴けるのですが、生活圏内では少し離れているので聴くことができません。
自宅近辺で移動する際には、コミュニティラジオを聴いています。
地域密着型のCMとかローカルな話題が出てくるので、結構好きです。
コミュニティラジオのCMで「この放送はネットでも聴ける」と言っていました。でもradikoではありません。
どうやらradikoとは別にコミュニティラジオのサイマル放送を行なっているものがあるようで、それならラズパイでも簡単に聴けるんじゃないかと試してみました。
コミュニティラジオはどこで聴くのか?
Radikoではありません。コミュニティラジオは「Community SimulRadio Alliance事務局」がサイマル放送を提供しているようです。
利用規約を見たところ、このサービスを利用する際は全て自己責任、自己費用で準備すること、とあるので特にラズパイで聴いても問題ないようです。
(本手順でラジオが聴けなくなったとしても、上記運営元は関係ありません。全て自己責任でお願いします。)
まずは、Community SimulRadio Alliance事務局のサイトで聴きたいラジオ局を調べましょう。
各放送局の横に「放送を聴く」というボタンがあると思います。このリンク先は「〜.asx」というファイルになっているはずですので、再生ではなくダウンロードして下さい。
サイマル放送のアドレスを調べる
先ほどダウンロードした「〜.asx」をテキストエディタ等で開いて下さい。
いくつかタグがあると思いますが、その中にURLが含まれていると思います。(局によっては、複数のURLが含まれている場合があります。)
このアドレスが各局がストリーミングを行なっているアドレスになります。
再生時に利用するため、コピーしておいて下さい。
再生環境の準備
続いて、ラズパイの再生環境を準備します。
ストリーミング放送は、WIndows Mediaメタファイルとなっているため、これを再生するために、mplayerを導入します。
手順は、以下の通りaptで入手します。
1 2 | sudo aptitude update sudo aptitude install mplayer |
これで環境準備は完了です。楽チン!
再生方法
以下のコマンドで再生可能です。(スピーカー音量に注意)
$ mplayer http://hdv3.nkansai.tv/hogehoge
mplayerに指定しているアドレスは適当ですので、先に調べておいたアドレスを指定して下さい。
正常であれば、接続したスピーカーからラジオが聴けるはずです。
活用方法
サイマル放送なので、各地域でリアルタイムな情報が入手できます。(放送局によると思いますが…)
cronでスケジュール登録して再生したり、地元のラジオ局を登録して、たまに聞いてみるのも楽しいですよ。
今後の発展と改善点
物理ボタンをつけて複数のチャンネルがすぐに再生・停止できるようになれば便利だと思いませんか?
リビングに置いておいたら普通にラジオ感覚で使えると思います。
改善点としては、mplayerをバックグラウンドプロセスで動作させると再生が停止してしまうようです。
また、一部のラジオ局では、mplayerで再生するとコンソール上で画像を表示しようとしてコンソールが崩れること、再生がブツブツ切れるなどの問題が出る局があります。原因の調査と解決策の検討が必要ですね。
※ 2017/05/10追記
ラズパイにスイッチを接続する記事を書きました!
これを応用すれば、ラジオを任意のタイミングで再生することができると思います。
どうでしょう?まだ未完成かもしれませんが、ラズパイでできることがまたひとつ増えましたね!
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