春暖かくなる時期から雑草と戦うシーズンが始まりますよね。庭を持っている方であれば草刈りがどれだけ苦痛で大変なものか…。
今回は、エンジン刈払機を購入したので、使い方や実際に使って見た感想を紹介したいと思います!
目次
春〜夏の草刈りは辛い
自宅の庭の手入れに苦労していました…。庭が広すぎるわけではないのですが、見えるところはそこそこ綺麗にしたつもりでも、お隣さんとの境界付近が雑草だらけだったりするわけです。
除草剤をガンガン撒けばある程度は枯れるかもしれませんがまた生えてきます。近くには家庭菜園もあるので、非農耕地専用の除草剤を撒き続けるのも気が進まず、費用もかかります。
手作業で草刈りしても終わる気がせず、草刈りの時短目的で購入に踏み切りました。
刈払機について調べてみた結果
ずっと「草刈機」って思っていたんですが、正しくは「刈払機」なんですね。そして調べてみると意外とお手頃価格で購入できると分かってビックリ。
刈払機界隈の動向としては、車と同じくエンジン駆動からモーター駆動に変わりつつあるみたいです。確かに電気のほうが扱いやすい&クリーンですが、話を聞いてみるとやっぱり非力みたいです。
車の場合、大容量バッテリーに高出力モーターを積むから快適になりますが、刈払機は人が持たないといけないから軽量化が必要。そうすると、同じ重量だったら明らかにエンジン刈払機の方がパワーがあります。それに、一般家庭では刈払機を毎週のように使うわけではないと思いますので、バッテリーの充電管理をしなければならないのが面倒です。
エンジン刈払機でも、2st(2ストロークエンジン)と4st(4ストロークエンジン)があります。HONDAエンジンの刈払機は4stですね。
4stは2stと比較して静かで燃費が良く、排気ガスがクリーンですが重く、パワーが落ち、比較的高価になります。また、定期的なオイル交換が必要です。
その反面、2stはうるさい、燃費が悪くて排気ガスが汚いですが、パワフルでオイル交換不要です。(オイルは排気ガスと一緒に排出する構造です)
デメリットは多いですが、2stは構造がシンプルであるため安く手に入れることができます。
個人的にはなんと言っても、新品の2stエンジンなんてあと何年で規制がかかって製造できなくなるかわからないので、現代でも2stを楽しみたい!って人には最高のオモチャですよ。笑
もちろんですが、エンジン出力は排気量に比例します。今回は2stの24ccをチョイスしました。(2stと4stだと同じ排気量でもパワーが全然違うので注意して下さい)
日立工機製 CG24ECP(S)を購入!
外観や重さなど
ホームセンターで吊るされていたものを購入したので、組み立て済みの完成品でした。
通販で購入した場合は簡単な組み立て作業があります。(説明書見れば誰でも分かるレベルです)
日立工機の製品なので緑色ベースですね。
重量は4.2kgなので、片手でも簡単に持つことができます。基本的には肩掛けベルトを使うので重さは全然気にならないレベルですね。女性でも平気だと思います。
エンジン周りに関しては、燃料タンクとスターターハンドル、チョーク、キャブレターぐらいしかないですね。超シンプルです。
こちらがスロットル。車で言えばアクセルペダルにあたる部品ですが、ブレーキはありません。
スイッチを親指でスライドさせると簡単にエンジンが止まります。バイクで言うとキルスイッチのような感じです。
オレンジのレバーを握り続けると刈刃が回り始め、離すとそのうち惰性で止まります。遠心クラッチを使っているので、原付スクーターに乗ったことがある人ならすぐに感覚が掴めると思います。
重要な刈刃です。もちろん刃は交換可能です。蔓のような雑草を刈るときは絡まります。
絡まり防止の部品もあるみたいで、効果があるのか気になるところです…高くないし買ってみようかな…と思っています。
付属品の紹介
保護用メガネと肩掛けバンドが付いてきます。保護用メガネは同梱されているので買わずに済みました。
この他に組み立て用の簡易工具も付属しています。
燃料は?
2ストロークエンジンなので、ガソリンとエンジンオイルの混合燃料を使います。
ガソリンと2stエンジンオイルを自分で混ぜて作ることもできますが、汚れると非常に面倒です。
どこのホームセンターでも混合燃料なら手に入ります。若干割高ではありますが、混合燃料の缶を購入するのがオススメです。
製品によっては、数年間保存可能になっているものもあるので、長期間保存できるものの方が良いかもしれません。
エンジンをかけるまでの簡単な手順
まずは燃料タンクに混合燃料を入れ、プライミングポンプを数回プッシュ。押すとポンプの中にガソリンが満ちてくるのが分かります。
次に、右手のスロットルレバーにあるスイッチを「START」にスライドさせておきます。
このとき、スロットルレバーが引っかかっていたり、押されていないことを確認しましょう。(エンジン始動時に刃が急に回り始めるので危険です)
刃先に人がいないことを確認し、チョークレバーを上側に移動してスターターハンドルを引く。(最後まで引ききってはいけません)
何回か引いていると、規則的な爆発から「…ボンッボンッ」エンジンが回りだしそうな爆発が混じるはずです。
そうなれば、チョークレバーを下側に戻してスターターハンドルを最後まで一気に引き上げましょう。エンジンがかかるはずです!
エンジンが暖まっていればチョークレバーを移動させる必要はなく、スターターハンドルを引くだけでエンジンがかかります。
草刈り時の注意点
回転工具を使う場合、最も怖いのがキックバックという現象です。
チェーンソーや刈払機など、刃先が硬いものに触れると刃先が跳ね返され、振り回されてしまいます。
刃先は操作者から見て左回転をしているので、左側半分を使って草刈りをしましょう。
また、キックバックは発生すると刃先が右側に大きく振られるため、刈払機を持つときは体の右側に持っていると危険性を少なくすることができます。
…と色々書きましたが、24cc程度のエンジンであればそこまで心配することはありません。キックバックが起こっても「おーこれがキックバックかー」ぐらいの感じでした。
チェーンソーのキックバックと比べたら全然可愛いもんです。笑
それと、小石などが勢いよく飛んでくる場合があるので、保護メガネは必須です!
最低限、保護メガネと長靴は履いて作業しましょうね。(安全靴があればベストですね)
保管方法
一般家庭で刈払機を購入しても困るのは保管場所じゃないでしょうか。
我が家では物置に置いていますが、ハンドルが邪魔なので90度回転させて保管しています。付属の六角レンチ1本で簡単に回転できます。
また、1ヶ月などのスパンで保存する場合には、燃料タンクに残っている燃料を全て使い切ってから保存しないといけません。
そのまま放置すると、タンクに残っている混合燃料のガソリンだけが揮発し、オイルが残ってキャブレターを詰まらせてしまい、エンジンに燃料が供給されなくなってしまいます。
最後に
いかがでしょうか。
刈払機は非常に便利でおすすめです。2ストロークエンジンの音が楽しいですよ!笑