いろんなストーブを試しましたが、これほど実用的でワクワクするストーブはないですね!
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MSRドラゴンフライとは?
MSRドラゴンフライとは、マルチフューエルに対応した分離型ストーブです。
このサイトを見ている方からすると、アウトドア用品店で見たことがあるのではないでしょうか。
マルチフューエルということで、ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油(ケロシン)、軽油、ジェット燃料に対応。とても幅広いですね!
個人的には、ガソリンスタンドで入手できる無鉛ガソリンや灯油が使えるというところがポイント高いです。いざとなれば車やバイクのタンクから燃料を調達できるのは嬉しいですね。
また、売り文句として大火力からトロ火まで使えるというのも魅力的であります。
今まで試したストーブ
キャプテンスタッグのガスバーナーから始まり、コールマンのマルチフューエルシングルバーナー550B725にシフトしました。
気温が低いところでガス缶は役に立たないので、ランニングコストも考えて液体燃料がメインです。しかも灯油。
コールマン550B725は、コンパクトでお気に入りでした。
ですが最大火力で赤火が出ることや、プレヒートにアルコールが必要だったりと、多少不便に感じていました。
アルコールストーブも自作しましたが、安全面と燃費の悪さであまり使っていません。
MSRドラゴンフライを選んだ理由
様々なストーブを使ってきて、見えてきた課題を全てクリアできたのがドラゴンフライだったのです。
その課題というのは…
- ランニングコストが安いこと
- 安全に使えること
- 火力調整が容易にできること
- アルコールを使わずに点火できること
- 耐久性が高いこと
- 大きめの鍋でも使えること
- 使ってて楽しいこと
課題がたくさんありますね!(笑)
いざ開封!
燃料ボトルも並んでいますが、燃料ボトルは別売りなので注意して下さい。
写真にある燃料ボトル以外のものがセットになっています。(右上の箱に全て入っています)
本体と付属品
まずはドラゴンフライ本体。
五徳が折りたたまれています。キャンプ道具がコンパクトになる仕組みって色々感心しますよね!
華奢なように見えても、意外としっかりしているので安定します。
くるっと回すと白い紐が見えます。ここに灯油を染み込ませることで、アルコールを使わずとも点火することができます。
肝心な燃料ボトルに取り付けるポンプです。
コールマンのストーブはポンプが金属製ですが、ドラゴンフライのポンプは樹脂製です。
もちろん、きちんと加圧することができます。大きいので金属のポンプより扱いやすいです。
ポンプカップのオイルも付属しているので、定期的に注油しましょう。
こちらは付属品の風防です。薄いアルミ板が折りたたまれているだけです。
風防として機能すると思いますが、何度か使用すると金属疲労で簡単にポキっといってしまいそうです。
風防は同じサイズで似たようなものがあるので、そちらを別途購入するのが良さそうです。
燃料ボトルで悩む
別売りとなっている燃料ボトルですが、悩んだ結果20ozにしました。
理由としては、11ozだと大体足りると思うが不足する場合もあり、安心できない。
20ozだと連泊でも不足することは無い。安心できるサイズ。
30ozは完全にオーバースペックであり、サイズも大きすぎる。
ファミリーキャンプ等で使う用途であれば、安心できる容量のボトルを買うことをオススメします。
ちなみに、MSRの燃料ボトルキャップにはチャイルドロックが付いています。
押し込みながら回さないとキャップが取れない、という機構は事故防止という点では非常に良いと思います。
ジェットの交換
購入時はガソリン用のDGジェットが装着されています。
灯油で使うために、DKジェットと交換します。いざケロシン化!
ケロシン化するとランニングコストがぐっと下げられます。また、ガソリンと比較しても引火点が高くなり安全性が向上します。
説明書では、付属品の工具でジェットを取り外すように記載されているのですが、ジェットが非常に固い!!!
正直、付属品の工具は使わない方が良いです。素直に少し大きめなマイナスドライバーで外すのがオススメです。(精密ドライバーではダメですよ)
かなり力を入れながら回すと外れるのですが、外れる瞬間に「カキンッ」という音と共に外れたので、ネジを切ってしまったかとヒヤヒヤしました…。
逆の手順でDKジェットを取り付けます。しっかりと取り付けないと異常燃焼する原因となるようなので注意しましょう。
試しに点火してみた
せっかく買ったのだから点火してみようじゃないの!
ジェット交換がちゃんとできているかの確認もしたかったので、庭で燃焼テストです。
点火するには、少しコツがあるようです。
- ポンピングして火力調整つまみを開けすぎると灯油がジェットから勢いよく噴き出るので少しずつ開ける
- 芯に灯油が染み込まないと着火できない
- 赤火になるので、プレヒートは長めに行うこと
点火方法を紹介しているサイトはたくさんあるので省略しますが、
噂通り、すさまじい音がします(笑)
静かなところで火力全開にすると気を遣いますね。ただ、キャンプ場で不快な音かというと、そうではないと思いますので安心して下さい。
最後に
キャンプで使うなら、こだわりのモノを使いたいですよね。
ドラゴンフライなら信頼性も高く、オススメできるストーブです!